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NYCで製作したポスター。

今、日本で私が使っているマシンは小さなものを刷るものなので、NYCで使用していたVANDERCOOKという校正機で大きなものを刷ってみたかったのです。

 

WOOD TYPEを使えたことも、お薦めの紙屋さんに紙を買いにいったことも今思えば日本では出来なかったことだったので、思い出とともに貴重な体験。

教えてもらった紙屋さんはハンドメイドペーパー(手漉き紙)がとっても充実していて、中には日本の手漉き和紙もあったり、全判サイズだけではない四方耳付きの細長いものや正方形のものなどがあって、このポスターもぴったりのサイズをみつけることができました。今でも日本でこういうお店がないかずっと探しています。いろんな人に聞いたり調べたり、手探り状態。

 

「これだ!」という紙に出会いたいです。・・・紙を巡る旅はまだ果てしない予感。

 


 

 

小規模なのファクトリー&ショップの存在。

はたまた沢山の商品がある大きな企業のショップ。

 

私は両方好きだ。

 

小さいからできることがあって、大きいからできることがある。

大きいから強いのではなくて、小さいから弱いのではなくて

 

お互いの存在意味があって、それぞれの良さを「買う側」が使い分けている。

そうしないと存在できないのを知っている。

 

だから取り合いになることもなく、生まれたばかりの素敵な雰囲気をすぐに消費してしまうこともなく、それぞれの良さが共存できているような。

ゆっくりと変化していけるような。

「大は小をかねられない」が分かっている人たちが住む街に居たいなぁって思えた。

日本にはあるかしら。

 

 


 

NYC生活の中盤はCenter for book artsのHand type settingのクラスに通っていました。

 

 

講師はMrs. Roni Gross。WEBサイトに掲載された彼女の作品は上品な美しさと遊び心が共存していて、観ていて心地よくてご本人に会うのがとっても楽しみでした。(お会いしたMrs. Roniは魔法使いみたいでほんと可愛らしい方で大好きになってしまった!)私のネックレスやワンピースを「カワイイ」って褒めてくれたり、毎日来ている洋服もアクセサリーとコーディネートされていて素敵でした。年齢関係なくファッションの話できるのとか憧れちゃう。

 

毎日いろいろな活版印刷の資料を持ってきてくださって、中には彼女が制作したものの現物もあって、手に取ってみることができました。ベースがしっかりしていて安心感のある優しい美しさ。うっとり。ブックデザインとしてのアイデアももちろんだけど、紙と色の使い方がとても興味深かったです。

 

クラスはVandercookというプルーフプレスを使って印刷機の使い方と活字バランスの取り方などを学んでいて、2日目にして 出された課題は自分で選んだ「Motto」を中折りの紙にレイアウトして仕上げること。表紙のデザインも書体もすべて自由というもの。(日本語だと「モットー」だけど英語だと「マットー」に近い発音でずーーっと「?」。最後は自動翻訳で解決しましたが、言葉の壁は高い。)私はシンプルな書体でピカソの言葉を組版して、表紙はウッドタイプを使って「PICASSO」。もっと長い時間を確保していたようだったけれどすぐに出来てしまったのでその後は自由に作らせてもらえることに。今まで作って来れなかった大判(って言ってもA3ほど)のポスターを作ることにしました。Mrs.Roniにおススメの紙屋さんを教えてもらってハンドメイドペーパーを買いにいったりすごーーく楽しかった。四方に耳のついたハンドメイドペーパーで作ったので、お土産に少し多めに刷りました。刷り上げたものなどはまた後日載せたいと思います。

 

 

 

それにしても、、、Vandercookが欲しい。

SP-15という型が一番小さいらしい。。それか今回私が使っていたNumber fourを使いたい。。。大西さんに本当に相談しにいってようと思う。(大西さんは日本で唯一?Vandercookを輸入した方!)時間貸しもしているんだけど、場所が大阪、、、!




長らく仮アップ状態で更新をし続けていたこのサイト、ついに本番アップできるまでになりました。(長かった)このブログに関しては、気ままに更新をしながら立ち位置を調整していきたいと思います。(あ、タグで仕切ればいいのかな?)

 

今日はGAGOSIAN GALLERYにRichard Avedonの展示を観に行きました。チェルシー地区の端の倉庫街にギャラリーはあって、天井も高くて広さもあって、間仕切りも曲線を描くような不思議で贅沢な空間使い。

四方には大きなプリント。すべてモノクロの写真たち。四方の写真は向き合いながら対比しているようにも見えた。ゲイカップルのポートレートは「クスリ」と笑ってしまうくらい幸せそうで、そんな写真が並んだコンタクトプリントに赤いダーマトグラフでセレクトされた一枚の写真。ぱきっと焦点があたったその写真はその周りの写真とは少し違くて、笑って楽しそうなだけじゃない複雑な心境さえも写っているような。未だに少しぼーっとしてしまうくらいの展示でした。本当に観れてよかった。

 

このエリアはギャラリーが集まっていて、たまたま入ったGLADSTONE GALLERYでやっていた「もの派<Mono-ha>」の展示もぼーっとしていた私に心地よく響いた。横断歩道でクラクションならされて、ふらりと入ったスタバで「SUZUKA」が『SAZUKA』に間違われているあたりで現実世界に帰ってきたような気がしました。


WEBを作り始めてからだいぶ長いことかかってしまっていますが、もう少しで出来上がるかなという感じがしています。

さて、私は今ニューヨークに来ています。
CENTER FOR BOOK ARTSのクラスに通うことと、BROOKLYNという街に今来てみたかったから。
英語も話せないし、具体的な目的も無いけれど、1ヶ月の時間が用意できたので、毎日メトロに乗って美術館に行ったり地元のアーティストの作品を取扱っている店舗をのぞいたり、週末のフリーマーケットに行ったりしています。(クラスはこれから)こちらは日本と同じ真夏。湿気は感じないですが、陽射しが痛い程強くて歩いているだけでも肩や腕はだいぶ焼けています。

海外にはあまりいったことがないので、NYCにも今回が初めて。

肌の色、目の色、髪の色、体型、骨格、趣味嗜好、貧富、色々が同時に居る。というのに理解というか受け止めた、という印象です。何日かすると、大きくエリアによって国柄(民族柄?)別れているのに気がついて、観光客でありアジア人である私という存在位置を自分で知ることが出来た。知ったからといって「だから何?」としか思えないんだけど、知れて良かった。日本にいるとわかりにくい感覚だな、と。NYCで住む人たちは既に否応でも立ち位置を知ってるな、と思いました。そこに悲観的な感じは無くて、それでも生きてるエネルギーに溢れた街。


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